小児矯正は、下の前歯が生え揃う年齢(5~6歳頃)から始めることを推奨します。この時期は、矯正器具に骨が順応しやすい時期といえます。それよりも年齢が早いと、あごの発達が未熟であったり、年齢的な問題で装着できない場合があります。
小児矯正は、お子様自身が率先して装置を装着することが重要です。お子様自身の積極性がないと、矯正はお子様にとって苦痛でしかありません。場合によっては矯正装置を外してしまう可能性もあります。そのため、お子様には治療の大切さを分かりやすく説明し、理解していただくことからスタートします。矯正装置は、幅を1週間ごとに調整し、少しずつアーチ面積(スペース)を拡大する「床矯正拡大装置」を使用します。
いつまで矯正すればいいの?
お子様の成長度合いにもよりますが、2~4年ほどが目安です。
歯並びがよくなるの?
小児矯正は、あごのアーチを拡大する矯正です。あごの面積が大きくなることで、自然な歯並びへの移行がしやすくなります。その結果、成人矯正の期間を減らすことができます。つまり小児矯正は、未来への選択肢を広める役割があるといえます。
どれくらいかかるの?
上あごが10万円、下あごが10万円ほどです。費用対効果は高いといえます。
どんな子どもが矯正したほうがいいの?
歯並びが悪いお子様です。また、小児なのに歯に隙間がないお子様は、将来の歯並びが悪くなる可能性が高いといえます。
どれくらいの時間、矯正器具をつけるの?
装着するのは、家の中で過ごす数時間と睡眠している時間です。合計10時間ほどでOKです。
矯正器具を付けると異物感がある?
治療し始めの頃は異物感がありますが、1~2週間で慣れるのでご安心ください。
当院では、お子様の矯正装置としてマウスピース式矯正装置と床矯正拡大装置を用意しております。マウスピース式矯正装置では、この装置を使用することで、歯並びだけでなく、口周りの筋肉の機能を改善する訓練を同時に行うことが可能です。やわらかく取り外しが可能な装置で、家にいるときや寝ているときに装着するだけなので、安心・安全に治療に取り組んでいただけます。床矯正拡大装置は幅を週間ごとに調整し、少しずつアーチ面積(スペース)を拡大する矯正装置です。
・矯正をお考えのお子様へ矯正装置はお子様の積極性が重要になりますので、治療の大切さを分かりやすく説明し、理解していただくことからスタートします。まずはお気軽にご質問ください。
・ワイヤー型歯にワイヤー型の装置を装着して、矯正する方法です。柔軟性があり、歯に固定するのでメンテナンスが容易です。最近では、歯と同じような白いブラケットやワイヤーなども出てきているので、以前に比較して目立ちにくくなっています(但し、費用は少し高くなります)。
矯正の治療期間は、患者様の状態にもよりますが、1年~2年です。その後の固定期間を合計すると、2~3年が必要です。
当院が取り扱う矯正装置には、ワイヤー型、マウスピース型の「インビザライン」の2種類があります。
・インビザラインマウスピース型の矯正装置で、装着がほとんど外から分からないため、接客業の人や女性などに人気があります。
・審美ブラケット当院では、白や透明色の目立たない色のブラケットを使用しています。金属のブラケットよりも目立ちませんが、表側につけるので、装置自体は見えます。
・セルフライゲーションブラケット当院では、従来の表側矯正装置よりも、ワイヤーとブラケットの摩擦力をより軽減させた仕組みの装置を使用しております。個人差はありますが、痛みが少なく治療期間が短く済むため、効率的に治療をすすめさせていただけます。
☆ワイヤーとブラケットの摩擦が少ないため、痛みが少ないです。☆従来の装置より効率的に歯が動くため、従来の矯正装置より通院頻度が少なく済みます。
★従来の表側装置より、費用はやや高めです。★従来の表側装置よりも装置のサイズが大きめです。